2009年5月8日金曜日

薬品受け取り日



毎月第1火曜日は、郡保健局から各保健センターやヘルスポストへの
毎月の予算と薬品支給がおこなわれます。

もちろん、郡からの薬品支給日といっても、
実際は各保健センターやヘルスポストのスタッフがわざわざ郡保健局まで取りに行くのであって、僻地にあるヘルスポスト等にとってはなかなか大変な作業です。
「ちょちょいといって、ほいほいともらってくる」というわけには行きません。

我らがモンボシヘルスポストのムクンバ看護士もTICOに支援を依頼。
長期的には移動手段を自分達で確保してゆかねばならないものの、
生まれたばかりのヘルスポストに薬品や予算が受け取れなかったなんてことにならないよう、喜んで支援を提供することにしました。

ム「ありがとう!早く保健局につけば、その分早く手続きも終わるわ」
私「そうだね。何時に迎えに来ればいい?」
ム「じゃぁ、7時にお願い」
私「………えぇーっと。じゃぁ、朝5:30出発ね。(涙)」

たとえ夜更かしばかりしていても。たとえ朝が弱くても。
ヘルスポストのためならなんのその。
早く行けば、その分早く終わるだろうし。
と、本部に4月に着任し、現在ザンビア事務所で研修をしているニューフェイス
TSちゃん(匿名希望)と私と事務所運転手のガバナー君の3人は
5:30きっかりにルサカを出発。

まぁ、ザンビアですのでね。
7時に迎えにいっても、実際に郡保健局へ出発するのが8:00すぎになったりするのですが。
それはそれ。悠久の国ザンビアですから、そんなもんかなと思うわけです。

でもね。でもね。

私「ねぇねぇムクンバさん。何時ごろまでかかると思う?」
ム「そうねぇ。16:00くらいかしら」
私「……はい?」
ム「16:00」
私「…………じゅ…、え???」
ム「うん。だから16:00」
私「………まじで?(汗)」

いくらなんでも、聞き間違いだと思うじゃないですか。
9時について、書類にサインして、お金受け取って、薬を受け取るだけですよ!?

実際、一連の手続きをじーっと見ていたのですが、
なぜにそんなに時間がかかっているのか、分からないんです!
いや、目の当たりにしているんですが、本当に分からないんですよ!

少しでも関係者にプレッシャーをかけて早く手続きが終わるよう、
じーーーーーっと各窓口にいっては座り込みをしていたのですが、
最後は「車に戻って早起きの充填をする」ことしかできませんでした。

まさかの長期戦に、何の準備もできていなかったTICOチーム惨敗です。
来月は準備万端でがんばります。

でも、最後にムクンバ看護士に
「いやぁ、今日はあなた達が一緒にいてくれたから、
保健局も私を特別待遇してくれて早く済んだわぁー。」(←あれでかい!?)
といわれたのがせめてもの救いでしょうか。。。
「来月もお願いね。」と微笑んだムクンバ看護士の笑顔がまぶしかったです。


ザンビア専用の時計とか、誰か発明してください。
(写真はルサカへの帰り道。あぁ、美しい夕日が沈んでゆく…)