2009年9月24日木曜日

知ってました?

みなさん。
突然ですが、車のラジエーターが壊れたことありますか?
日本であればJAFに電話なんですが、ザンビアだとどうしますか?





今朝、モンボシからの帰り道。
ドライバーのガバナー君が眉間にしわを寄せているので、
どうしたのかと思ったら、車の温度計が急上昇。
ふとみると、ボンネットの隙間から湯気がでているじゃぁありませんか。

あちゃぁ、これはラジエーターか?
と、脇に車を寄せ、ボンネットを開けて調べたところ、
やはり水が漏れている…。

事務所待機中のもう一人のドライバーのスルさんに
けん引してもらえるよう連絡をして、エンジンを冷やしながら待っていると、
そこに、トラック野郎のお兄ちゃんが通りかかりました。

親切な彼は水を分けてくれ、さらにラジエーターに穴があいていると知るや、
自分のトラックから魔法の粉を取り出してきて、
「これをラジエーターにいれて、水を入れれば大丈夫だ!」と。
パウダーが壊れた隙間に入り込み、漏れを防いでくれるらしい。

おおおお、そんな便利な応急処置用のパウダーがあるのか!?
それなら、今後も、万が一のために買って、車に常備しておこう!

その黄色の魔法の粉を注ぎ、水を足し、待つこと数分。
なんと、あっという間に温度計が平常温度まで下がったではありませんか!
エンジンをかけ、ゆっくり走りだしても温度は下がったまま。これはいける!
ありがとう!ありがとう!さわやかに手を振って走り去るトラック野郎。
かっこいいぜ!日焼けした高倉健みたいだ!!(うそ)

途中で合流したスルさんには、万が一のために後ろを走ってもらったものの、
結局、事務所まで無事に到着。
すげぇーぜ、魔法の粉!
ラジエーターは、明日、修理のためにガレージに持ってゆきます。


これが、その魔法の粉の正体。(笑)



うそじゃないってばぁ!(インド人もびっくり)

2009年9月16日水曜日

JICA大島副理事長のモンボシ訪問

またまた間があいてしまいました。
すみません。

8月からほぼノンストップで、多くの方がモンボシを訪問してくださいました。
栄養関連に関心のある学生団体(12名)から始まって、IFMSA医学生3名、
さらに9月7日からは4日間に渡り、鳴門教育大学の近森憲助先生が、
モンボシにある4つの小中学校にて、糸電話を使った理科実験教室を実施してくださいました。子どもたちも大喜びでしたよ!
今月の地球人カレッジにて報告をしてくださるので、
ぜひ皆さん参加してください。


そして、9月15日は、JICA本部より大島副理事長がザンビアを訪問され、
TICOのモンボシのプロジェクトも短い時間ではありましたが、視察してくださいました。



もと国連事務次長だけあって、とても視野の広い方だなぁと感じました。

御同行されたアフリカ部の方からは、技術的な質問等もいただきました。
あわただしく、ほんの20分程の訪問でしたが、
モンボシのヘルスポストの看護師さんやCHWさん達の、
細やかな日々の活動をアピールできたと思います。
「JICAの大型案件で支援しているもっと大きな病院より、きちんと記録とかつけてるね!すごい!!」と、おほめの言葉もいただけました!


まぁ、お世辞かも知れませんが(笑)。
でも、ムクンバ看護師さんやCHWさん達の日々の小さな活動の積み重ねを、
きちんと評価していただけたのは本当にうれしかったです。



今回の訪問団が刺激になって、これまで以上にコミュニティーの皆がヘルスポストを盛り立ててくれることと思います。


あ、最後に。
お礼を言って、ルサカに向けてモンボシを出発した1分後。
CHWのバンダさんからあわてた様子で緊急電話が。
何しろ走っている車中で聞き取りにくいのですが、あまりのあわてた様子に、
いったい何事かと一生懸命耳を澄まし、ようやく聞き取った彼の言葉は・・・。

「訪問者サイン帳に名前書いてもらうの忘れたぁーっ!」

・・・・・いや、そのためだけにUターンするの無理だから。(笑)
残念でした。
次回、アンジェリーナ・ジョリーあたりに視察訪問してもらえたら、ぜひ!ね。