2007年11月15日木曜日

ほんの昨日の話

 建築用の砂を前にポーズをとるンコンデさん

今日、地域保健委員会(ザンビアの各地域ごとに保健活動を担うボランティアの住民組織)のンコンデさんと雑談をしていたら、「昨日もカリミナ村の女性が死産だった」という話を聞きました。

カリミナ村はヘルスポスト予定地からさらに6キロ西にあります。母親は一昨日自宅でお産が始まりましたが、難産でうまく進みません。このモンボシ地域にはトレーニングを受けた産婆もいませんので、対処するには35キロ離れたクリニックまで運ばなければなりません。どうにか車を見つけてきて昨日クリニックに運んだのですが、残念ながら死産でした。母親は無事でした。

統計の数字で死亡率が高いとかいわれてもピンと来ないものが、「昨日亡くなった」「この家で亡くなった」という話を聞くととてもリアルに迫ってきます。プロジェクトが進む間にも、このカウンターは確実に回っているのが現実です。

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