2007年12月12日水曜日

(私事ですが)次男誕生


12月7日より私は臨時で一時帰国しております。といいますのも、二人目の子どもの出産に立ち会うためです。村人に「父親が出産に立ち会う」と言うと、えらく驚かれてしまいます。といっても、日本でも父親が立ち会うようになってきたのは、ごく最近のことですが。
 ここでは自宅出産が大多数で、特別の訓練を受けていない家族・親族の女性が介助をするのが一般的です。ですから、順調なお産でなかった場合、母子ともに命の危険がとても大きいのです。
 お昼12時45分、助産院の畳の部屋で、男の子が無事生まれました。とても安産でした。へその緒を切る以外は、ただ助産師さんの介助を見ているだけでしたが、安心して立ち会えるというのは本当にありがたいことです。

2007年11月15日木曜日

ほんの昨日の話

 建築用の砂を前にポーズをとるンコンデさん

今日、地域保健委員会(ザンビアの各地域ごとに保健活動を担うボランティアの住民組織)のンコンデさんと雑談をしていたら、「昨日もカリミナ村の女性が死産だった」という話を聞きました。

カリミナ村はヘルスポスト予定地からさらに6キロ西にあります。母親は一昨日自宅でお産が始まりましたが、難産でうまく進みません。このモンボシ地域にはトレーニングを受けた産婆もいませんので、対処するには35キロ離れたクリニックまで運ばなければなりません。どうにか車を見つけてきて昨日クリニックに運んだのですが、残念ながら死産でした。母親は無事でした。

統計の数字で死亡率が高いとかいわれてもピンと来ないものが、「昨日亡くなった」「この家で亡くなった」という話を聞くととてもリアルに迫ってきます。プロジェクトが進む間にも、このカウンターは確実に回っているのが現実です。

2007年11月13日火曜日

ついに着工!



このブログもずいぶんと間があいてしまいましたが、ヘルスポストの建設がついに始まりました。

実はこの間、建築資金がうまく手当てできるかわからない状況のため、着工できなかったのでした。ザンビアではセメントなど建築資材が高騰していて、こちらの建築予算を大幅にオーバーしてしまっています。高騰の原因は、2010年南アフリカでのサッカーワールドカップを控えた建設ラッシュや原油価格の上昇、ドル安などいろいろ言われています。TICOの自己資金(つまりはこのブログを読んでくださっているあなたからのご寄付)を今後投入していかなければ、完成にこぎつけられないのが現状です。

一方で、雨季に入る前に基礎部分だけでもできあがっていないと、建築スケジュールが大幅に遅れてしまうことになります。もうこれ以上着工を遅らせることはできません。

資金的には綱渡りではありますが、先週着工して、基礎を急いで作っているところです。

2007年10月27日土曜日

TICO代表が現地視察



このところいろいろな方がつづけてプロジェクトサイトを視察に訪れてくださり、ありがたいことなのですが、お見せできるのがヘルスポスト建設「予定地」だけというのが心苦しい限りでした。

そこへまたタイミングのよいことに(?)、TICO代表の吉田修が日本からザンビアへ別件で出張に参りました。住民グループから予定地の案内と現状の説明を受け、スケジュールの都合上短時間の訪問でしたが、このプロジェクトの必要性は住民から代表へ十分伝わったのではないでしょうか。次回の訪問時には完成した建物を見て、その違いにびっくりしてもらえることでしょう。

2007年10月15日月曜日

うれしい再会

 荷台中央の男性が話題の人

TICOではこの保健プロジェクトとは別に、コミュニティ・スクール(公立の学校が足りなくて住民が自主運営している学校)を支援していて、現在トイレを建設しています。

そのためのレンガを運んでいる人たちの中からある男性が話しかけてきました。
「おかげで膝が治ったんだよ。ありがとう」
3月に日本から医学生がやって来て、モンボシの人たちの健康に関する調査をしたときに、膝の病気について相談をしてきた人でした。そのときは左膝に水がたまっていて、痛くて歩けないと言っていました。何かで膝をいためて炎症が起きていたのでしょう。日本でも高齢者によく見られます。水を抜けば楽になるのだけれど、とアドバイスしましたが針と注射器がなかったためそれっきりになっていました。

それが今日は元気にレンガを運んでいるのですから、うれしい話です。何か薬を飲んだら治ったと言っていました。
「クリニックができるのも期待しているよ」
と言い残して、レンガ運びに戻っていきました。

2007年10月11日木曜日

JICAザンビア事務所から現地視察

予定地で説明を受けるJICA職員(両端)

このプロジェクトはJICA(国際協力機構)の「草の根技術協力事業」として実施されていますので、JICAからTICOが事業の委託を受けているという形で行われています。もちろんプロジェクトの発案から実際の運営まで実務はTICOが行っています。

今日はJICAザンビア事務所から担当者お二人を、モンボシの現場にご案内しました。現地では、住民代表からなる「ヘルスポスト建設委員会」の面々が勢揃いしており、ふだんのミーティングでもなかなか全員そろうことはないので、私の方がびっくりしていました。建設予定地はまだ建築が始まっておらず、更地が広がっているだけでしたが、住民の熱心な説明でだいぶイメージはつかんでいただけたかと思いました。

2007年10月9日火曜日

資材倉庫から着手

 放置されたままの屋根なしの建物

今回に限らず、ザンビアで建築作業をするのにまず確保しなければならないのが「安全な建築資材置き場」です。というのも、夜間などに資材を盗まる心配があるからです。木製の扉に鍵がついているだけでは足りず、鉄格子のような扉で二重にして、なおかつ番人までつける必要があると考えられています。

当初は、首都のTICO事務所で余っているコンテナ(以前日本から車を送ったときに使った物)をモンボシまで運んで、資材倉庫とするつもりでした。しかし、運送業者で見積もりと取ってみると、トレーラーとクレーンをチャーターして、18万円もかかる!とのこと。高いとは予想していましたが、これほどとは思いませんでした。

予定を変更して、建設予定地の端に放置されていた屋根のない建物に、屋根とドアを取り付けて倉庫とすることにしました。これなら6万円ですみます。そのための材料はもう搬入して、隣の学校の副校長室に置いてあります。そこはもちろん鍵がかかりますよ。

2007年10月3日水曜日

小学校で虫下し

 あいさつする山本所員

 ちゃんと飲んだかどうか口の中を確認

今日モンボシの小学校で、授業を中断して生徒が校庭の木陰に集められていました。PTAの代表の大人も参列して、生徒が合唱したりして、一大イベントの様相です。実は「学校の健康と栄養のプログラム」の一環で、寄生虫の虫下しを一斉に生徒に飲ませる行事とのこと。薬は地域の保健ボランティア(コミュニティ・ヘルス・ワーカー)が30キロ離れた診療所で受け取ってきたものです。

先生から生徒に説明をしたあと、ついでにTICOもあいさつさせてもらい、それから教室で一人一人名前を確認しながら、その場で虫下しの錠剤を飲ませていきます。その場で薬を飲ませて確認するという方法は、効果を確実にするために途上国では特に推奨されている方法です。なぜか教室の後方ではPTAの大人たちが鎮座して、様子を見守っています。

虫下しを一斉に飲ませる行事は学校でも初めてとのことで、先生も慣れていないのか、水なしでかみ砕くように指示しています。もったいないので味見はしませんでしたが、端で見る限り、苦くて飲みにくそうにしている子が多かったです。最近は水なしで飲めるタイプもあるようですが、今回はそうではなかったようです。それでも、ちゃんと飲み下したかどうかを先生が確認していましたので、効果は期待できます。

ヘルスポスト(簡易診療所)ができれば、今後は小学校限定ではなく地域を対象に、単発ではなく継続的に、虫下しができるようになるでしょう。

2007年9月28日金曜日

早耳

私宛に手紙を預かった、と住民代表が封書を渡してくれました。名前に心当たりがなかったのですが、読んでみると「売店店員への応募書類」と書いてあって、身分証明書や成績証明書のコピーまでつけられているではありませんか。30歳の男性でした。

そういえば先週の住民代表8名とのミーティングで、ヘルスポストで売店を設けたらいいのではないかとう提案があって、私もいいアイデアだと同意したおぼえがあります。おそらくその話を伝え聞いた彼が早速応募してきたというわけでしょう。

モンボシのような農村地域の人たちにとって、農業以外に仕事の場はほとんどなく、現金収入の機会というのは非常に限られていますので、このような少しでも可能性のある話にはどんどん寄ってくるのでしょう。

売店の開店はいつになるかわかりませんが、応募書類は預かっておくことにします。

突然の来客

住民代表からの話によると、先週突然モンボシに保健省本省のお役人2名が首都からやって来て、プロジェクトの進み具合をチェックしに来たそうです。

ふだん私が交渉しているお役所は、チボンボ郡という地方の保健局(日本に無理やりあてはめると保健所しょうか)であって、首都にある保健省本省(日本でいえば霞ヶ関の厚労省)とは実施の合意文書を取り交わしただけで、ほとんど形式的な関わりしかありませんでした。

そこへ突然、TICOへの連絡もなく、いきなり本省からチェックに来られてはびっくりしてしまいます。住民は(別にやましいところもありませんので)うまく説明してくれたようでしたが、お役人の名前や連絡先は聞きそびれたそうです。

本省担当官様。首都から100キロも車を飛ばしてきてくださるなら、次回からはぜひ事前にご連絡を。私からも詳細にご説明差し上げたいと存じます。

住民はやる気を態度で示しています

 草刈り前
 草刈り後

このプロジェクトで最初で最大の仕事はヘルスポスト(簡易診療所)を建てることです。こういうプロジェクトでありがちなのが、日本人スタッフが一生懸命住民の尻をたたいても、遅々として作業が進まない、というものです。

ところが今回は、今のところ立場が逆転しています。「いつから建築作業にかかれるのか」と住民代表から私がせっつかれている状態です。それもそのはず。TICOと役所の最終調整に時間を要したり、私の一時帰国が少し長引いたりしたせいで、TICOがヘルスポストの建築をモンボシ住民に提案してから、半年以上が経ってしまっているのですから。

先日の役所の担当者による検分で建設予定地が確定したことで、早速住民は人手を集めて、もうあらかた草刈りを終えていました。それから建築に使う川砂を地域から提供するように、各村の代表に依頼文書を出す準備も始めていました。

彼らの行動を伴ったやる気を見せられて、私も(さぼっているわけではありませんが)それに応えられるようにしなければと思いました。

2007年9月18日火曜日

患者さんの転院

チコンコメネ・ヘルスポストの見学を終えて、また長距離ドライブして、同行したチサンバ診療所の職員を送り届けたところで、彼が「患者さんをひとり病院へ転送したいのだけれど、乗せていってくれないか?」と言ってきました。といっても病院はTICOの事務所とは逆方向で1時間くらいかかります。しかももう夕暮れで、日が暮れてから走るのは安全上問題があるのであまり気が進みません。
 生死にかかわるような容態ならば運ぶしかないか、と患者さんを見ると、しんどそうですが自分で歩けます。職員の説明では、睾丸の病気で膿が出ていて病院で手術しなければならないとのこと(泌尿器科は勉強不足で、何という病気なのか私はわかりませんでした)。でもバス代もなくて、病院に移動できずにいるとのこと(ザンビアでは、病院へ転院するときも自分でバスで移動するのが普通です)。問題は重態ということではなくて、移動手段がないということです。
 途中の分かれ道の所まで、患者さんと付き添いの妻と赤ちゃんを乗せていきましたが、ここで降りてもらって別の車をつかまえてもらうようにしました。もう日が暮れて暗くなっていましたが、交通量の多い幹線道路なので何とかなるでしょう。
 今後もこういうことを頼まれることは何度もあるでしょう。我々が好意で運んであげるのは簡単ですが、住民や診療所が自ら転院するための手段を確保できるようにしないと解決になりません。それもこのプロジェクトで考えていかなければならない問題です。

最寄りのヘルスポストを見学

 ヘルスポスト外観
 診察室

先週の建設予定地検分の際に、最寄りのヘルスポストを見学してみたい、という村人の要望があがったので、今日は代表3名と行政担当者も参加して、同じチボンボ郡内のチコンコメネという所にあるヘルスポストを見学にやってきました。
 最寄りとはいっても、直線距離でも東へ30キロほどあり、モンボシから行くには近道がなく、大きな町を迂回して行かなければならないため、車で片道2時間以上もかかってしまいました。
 お昼過ぎに到着すると、ただ一人の医療職である看護師が診療中でした。診察を待っている患者さんも10人以上いました。1日平均50人ほどが受診するそうです。カバーする人口は約1万1千人とのこと。
 ここは、2005年に政府のお金で建てられたとのことで、建物もまだ新しく、太陽電池で稼働する無線機やワクチン保存のための冷蔵庫が稼働していて光り輝いて見えました。薬も政府から配られるものがちゃんと入っているので、在庫も十分あるとのことでした。
 敷地の奥では、住民が何人か日干しレンガをたくさん作っている最中でした。新たに職員用住居を建てるためとのこと。ヘルスポスト拡張のために住民が協力してくれている、と看護師も喜んでいました。
 モンボシの3人も、これから自分たちが建てようとするヘルスポストのイメージが一気に具体化したようで、建設をうまく進めるためのよい動機づけになったと思います。

2007年9月11日火曜日

行政担当者が建設予定地を検分


朝一番でチボンボ郡保健局へ出向いて担当者を拾って、さらにチサンバ・ヘルスセンターの担当者も拾って、モンボシへ向かいました。ヘルスポスト建設予定地が適切な場所かどうか、検分してもらうためです。同じ郡内といっても車で1時間以上かかります。しかも公務といえども車やガソリン代が不足していますので、我々が車を出して送迎しなければなりません。
 保健省の規定で、ヘルスポストの建物以外にもトイレや職員住宅、医療廃棄物を燃やすための焼却炉を建てることが求められています。もちろん敷地の広さとしては十分ですし、メインロードへのアクセスも問題ないとの評価でした。
 村人といちばん議論になったのは、それぞれの建物の配置でした。トイレや焼却炉を風下にうまく配置できるよう一生懸命考えていました。紙に配置図を描きながら話し合っている様子を見ていると、完成が楽しみになってこちらまでわくわくしてきます。

2007年8月21日火曜日

プロジェクト開始まで

ザンビアの農村地域で保健プロジェクトを開始すべく、2006年4月より田淵がザンビアにて行った現地調査をもとに提案した内容が、JICA(国際協力機構)の「平成18年度第1回草の根技術協力事業パートナー型」に採択されました。この事業は、日本のNGOなどの団体がこれまでに培ってきた経験や技術を活かして企画した途上国への協力活動を、JICAが支援し、共同で実施するというものです。つまり、日本国民の税金がザンビア国民の生活向上のために庶民レベルで直接使われることになります。
 採択内定後も追加調査が必要になったり、ザンビア保健省と合意文書を交わさなければならなかったため、少し時間がかかってしまいましたがやっと、本日より3年間の予定でプロジェクトが正式に開始されました。これまで協力してくださった皆さんに感謝するとともに、これからも引き続きご支援のほどお願いいたします。  当面はTICOスタッフとして田淵がザンビアに駐在して、プロジェクトの核となるヘルスポストの建設を主に進めていく予定です。

プロジェクトのあらまし

 ザンビアの首都ルサカから100キロほど北に位置するチボンボ郡モンボシ地域は、23の村からなる、人口約7,000人の農村です。村人は主食のトウモロコシやわずかな野菜を育て、畑の間に点在する家に住んで、日本人の感覚からすると自給自足に近い生活を送っています。
 こんな村で、健康で暮らしていくには何が必要でしょうか。病気になったときのために何が必要でしょうか。ザンビアの農村でいちばん病気の危険にさらされている、幼い子どもたちとそれを育てるお母さんについて考えてみましょう。
 ある日、村の子どもが熱を出したとします。この子のお母さんは、解熱薬がこの世にあることは知っていますので、薬を与えたいと思いました。でも、村では診療所どころか薬局もありませんから、薬は手に入りません。お母さんは様子を見るしかありませんでした。
 翌日になっても熱が下がらないので、マラリアではないかと心配になってきました。診療所に行けば、マラリアの薬もあるはずです(在庫があれば)。何より診察してもらえれば、安心することができます(ヘルスセンターと呼ばれる診療所には、医師はいませんが、一定の訓練を受けた准医師・看護師が診療を行っています)。
 お母さんは子どもを診療所に連れて行こうと思いました。しかし、最寄りの診療所は30キロも離れた町チサンバまでありません。日に数便の乗合自動車(ミニバス)はありますが、運賃が高くてとても払えません。お母さんは今日も家で様子を見るこf とにしました。

やりたいこと1
ヘルスポスト(簡易診療所)を建てて、必要最低限の診察がモンボシ地域で受けられるようにしたい。

 次の日になっても容態は良くなりません。子どもは昨日よりぐったりしていて、元気がありません。何とかお金を借りてミニバス代を工面して、やっと診療所で診察を受けることができました。やはりマラリアだったようで、脱水もひどく、入院することになってしまいました。
 マラリアにならないためには蚊に刺されないことが大事とは聞いていましたが、蚊帳も持っていませんし、具体的にどう予防すればいいのか誰も教えてくれません。

やりたいこと2
ヘルスポストを中心にして、村人自身が村の健康を守るための活動を展開できるようにする。村人の有志から、その役割を担う人材(コミュニティ・ヘルス・ワーカー)を養成する。

 診察した看護師からは、栄養失調もあると言われました。歳の割に体重が少ないそうです。そういえば生後1年くらいまでは、月に一度の診療所からの出張検診で体重測定をしていましたが、最近は畑が忙しくて受けていなかったので、栄養失調にも気付きませんでした。
 薬がよく効いて、何とかマラリアからは快復できました。退院のときに看護師さんから、栄養のある食べ物をもっと与えるように言われました。でも、お金もないし、どんな食べ物がいいのかはよく知りません。
 帰宅してからは、日々の暮らしが忙しく、次また病気になったときのことまでは考える暇もありません。

やりたいこと3
コミュニティ・ヘルス・ワーカーが、健康教室を開いたり、訪問指導したりして、乳幼児をもつ母親が基本的な保健に関する知識を得られるようにする。

やりたいこと4
村人の中から栄養改善のリーダーとなる人を育てて、栄養教室を開いたり訪問指導したりして、乳幼児の栄養状態が改善する。

 このように、乳幼児とお母さんをターゲットにした活動を展開することで、効果的に地域の健康を最低限保障できるとTICOは期待しています。

まえがき

 TICOでは、2002年にアフリカ南部を襲った干ばつをきっかけに、新しい農村開発のコンセプトを導入しました。ザンビアの農村の人たちが自立した幸せを得るためには、農業 Agriculture・水 Water・保健 Health・教育 Education の各分野について包括的に開発されることが必要だと考えたのです。各分野の頭文字を取って “WAHE パッケージ” と名付け、これまで活動を展開してきました。
 保健分野では初めての本格的なプロジェクトとして、2007年8月から3年間の予定で『チボンボ郡農村地域プライマリーヘルスケア・プロジェクト』を実施中です。なお当プロジェクトはJICA(国際協力機構)より『草の根技術協力事業(草の根パートナー型)』として委託を受け、TICOが実施しています。
 このページを通じて、プロジェクトの日々の歩みを皆さんと共有したいと思っています。ご意見・ご感想もぜひお寄せ下さい。