2007年10月3日水曜日

小学校で虫下し

 あいさつする山本所員

 ちゃんと飲んだかどうか口の中を確認

今日モンボシの小学校で、授業を中断して生徒が校庭の木陰に集められていました。PTAの代表の大人も参列して、生徒が合唱したりして、一大イベントの様相です。実は「学校の健康と栄養のプログラム」の一環で、寄生虫の虫下しを一斉に生徒に飲ませる行事とのこと。薬は地域の保健ボランティア(コミュニティ・ヘルス・ワーカー)が30キロ離れた診療所で受け取ってきたものです。

先生から生徒に説明をしたあと、ついでにTICOもあいさつさせてもらい、それから教室で一人一人名前を確認しながら、その場で虫下しの錠剤を飲ませていきます。その場で薬を飲ませて確認するという方法は、効果を確実にするために途上国では特に推奨されている方法です。なぜか教室の後方ではPTAの大人たちが鎮座して、様子を見守っています。

虫下しを一斉に飲ませる行事は学校でも初めてとのことで、先生も慣れていないのか、水なしでかみ砕くように指示しています。もったいないので味見はしませんでしたが、端で見る限り、苦くて飲みにくそうにしている子が多かったです。最近は水なしで飲めるタイプもあるようですが、今回はそうではなかったようです。それでも、ちゃんと飲み下したかどうかを先生が確認していましたので、効果は期待できます。

ヘルスポスト(簡易診療所)ができれば、今後は小学校限定ではなく地域を対象に、単発ではなく継続的に、虫下しができるようになるでしょう。

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